オジロビタキ（尾白鶲）　Red-breasted Flycatcher (Ficedula parva)　-　野鳥アルバム（日本の鳥）

オジロビタキの亜種について

　日本で見られるオジロビタキには二つの亜種がある。オジロビタキとニシオジロビタキである。カメラマンの人が、鳴き声の違いや下嘴の色の違いで、これはニシオジロビタキだと詳しく教えてくれた。

　しかし、ここでは特に区別しない・・・というか・・・見分け方について引用できる参考文献を探したが見つからなかったからだ。要するに分類や同定の方法については流動的な感じがする。

　それというのも日本産鳥類目録改訂第7版（日本鳥学会,2012）では、オジロビタキを亜種から種レベルにアップしている。同時に、ニシオジロビタキについては検討中としている。

　ただ、これまで、この欄でオジロビタキとして使用して来た学名と英名は「ニシオジロビタキ」のものであることがわかった。

・オジロビタキ
　学名：　Ficedula parva albicilla (Pallas, 1811)
　英名：　Taiga Flycatcher
　棲息：　シベリア、カムチャッカ半島、モンゴル、ボルネオ等

・ニシオジロビタキ
　学名：　Ficedula parva parva (Bechstein, 1792)
　英名：　Red-breasted flycatcher
　棲息：　ヨーロッパ北部からウラル地方南部、バルカン半島とカスピ海南部からアジア南部

2018/12/18

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【履歴】
2018/12/19	ニシオジロビタキ（３態） photo-ozirobitaki20181218-3s 追加
2018/01/23	関連記事にニシオジロビタキ追加
2016/03/03	オジロビタキ ♀ （４態）追加
2013/12/03	写真③④⑤⑥⑦⑧追加
2012/02/20	ロゴ統一更新
2008/04/01	スタイル統一
2008/02/13	初版公開