シンデレラ・ストーリー
　活力ある 「種の保存」 を維持するために ・・・ こういった勇気ある元気な若者が出て来るのを自然を司る神様・仏様・お天道様たちは、さぞかし期待していたことだろう。

　嘴 くちばし 基部が黄色い、幼鳥の面影を残してはいるが、もはや甘えの気持ちは見えない。　この子はきっと雄だ。　いわゆる、生まれ育ったファミリーから離れて、新しいファミリーとの出逢いの旅に出る。　また、旅先で出逢うであろうスズメのお嬢さんたちも見逃す筈がない。



　私は思い違いをしていたかもしれない。　シンデレラや白雪姫といった物語のように、一目逢っただけの王子さまと結ばれることが本当に幸せなことだと思っているのかと ・・・

　また、きっと、これらの原作者たちは男だと思うのだが ・・・ 『何考えとんねん　おかしいやろ』 と常々思っていたことでもあったのだ。　それも、私だけではない。

　cf. リアル・シンデレラ





　

　・・・ ところが、この子雀を見て気づくことがあったのだ。　彼らは言いたいのだ、日ごろ目につくくたびれた近くの男たちより、むしろ、直感でもいい、旅のものでもいい、勇気ある元気な若者を選びなさいと ・・・

　王子さまというのは単なる象徴にすぎない。　俳句でいう季語のようなもだのだといってもいいかも知れない。　そこから連想するもので身の丈あったものを感じればよい。

　それは年齢に応じて変化もしよう。　それはそれでいい。　はっきりしている事は、物語の王子さまといえども、身分、階級といった枠を越えて自分で選んだ彼女たちに、生身の手を差し伸べているということだ。

　そして、もう一つ大事なことは、王子様というのは ・・・ 誰にとっても、その実力のほどは未知数という存在であろう。　それがわかっての物語なのだ。

　その王子さまの手をどのように受け取るかが彼女たちの選択権に委ねられているということだろう。

　それを、容姿や地位や名誉や経済的理由だけで選択しているのだとばかり ・・・ 世のもてない男たちは考えているのではなかろうか。

　主人公である彼女たちを、それほど馬鹿にしてはいけない。　そうではなく、嫌なものはいやなものとして、断固拒否してきた物語や歴史も多々あるのだ。

　彼女たちの直感というか、本能というか ・・・ その選択の方が正しいに決まっている。　そこには、優れた子孫を残そうという、種の保存の原理原則が働いているという気がしてならないのだ。

　cf. なぜ雌に選択権があるのか
　cf. 本当の恋ってなんだろう
　cf. 新しい風

　物語の原作者たちは、単純すぎると思える究極のシンデレラ・ストーリーを描くことによって、逆に、本質を巧くついているといえるのかも知れない。

（財）大阪府公園協会　山田池公園
　山田池公園は、67.4 ヘクタールという広大な "山に親しむ公園" として位置付けられて、北河内地域の中心的な風致公園として整備が進められている。　公園は大きく二つの地区 （ゾーン） から構成されている。

　① 北地区は山田池を中心に、池周辺丘陵地の樹林や竹林などをできるかぎり保全しながら、花菖蒲園やあじさい園といった見所が設けられている。

　② 南地区は広大な芝生広場とせせらぎ水路を中心とする開放的なゾーンとして、バーベキュー広場なども設けられている。

by 山田池公園整備事業資料から抜粋流用

山田池公園

北地区　山田池　2012/07/02　Photo by Kohyuh

cf. 山田池公園の池干しセレモニー（ツイート過去ログ） 　2017/10/08 (1)　池干しの立て札 　2017/10/08 (2)　セレモニーの様子 　2017/10/08 (3)　開栓カウントダウンの様子

　cf. スズメの渡り
　cf. スズメの食べもの
　cf. スズメの名前の由来
　cf. スズメの学名の意味
　cf. スズメの英名の意味