はぐれ鳥

チフチャフや　見知らぬ国で　ひとり旅

（コメント & 写真提供：　高瀬）

称賛に値するが ・・・
　このように従来の枠から飛び出す行動は称賛に値するのだが ・・・ 考えて見るまでもなく ・・・ 人にしても鳥にしても、特別な能力を持つ者たちが彗星のごとく現れて成したものではないということに気づくのである。

　大した移動手段を持たぬ人類にしても、地球規模でその棲息範囲を広げてきたのは、何も特別な人たちがいたからではない。　誰しも ・・・ というより、生きとし生けるものが持つ潜在的な能力の持ち主であるからこそ成し得たものだ。

　もちろん突出したものが現れて、その実現に時間的な短縮が成されたことは間違いないのだが ・・・

　ツバメやガンカモのような飛行能力が高いものが地球規模で分布するのは不思議でも何でもないが、そうとは思われないアオサギやスズメにしても変わらい。

　いや、スズメは汽車や船といった人の造った移動手段にタダ乗りして来たというかも知れないが、そんなことはどうでもよいことなのだ。　大事なことは、何がなんでも、その気になる、その気にさせられるという精神的・本能的な問題なのだ。

　cf. 人為的 （移入）
　cf. スズメ （旅立ち）


　要するに、より多く、より広く、種の保存を図るための仕組みがＤＮＡに組み込まれているのであろう。　どうでもよいというような生き方は初めからない話だろう。

　それは、生き伸びたい、子孫を残したい ・・・ といった生物が根源的にもつリビドーによるものなのだ。

リビドー 【独】 Libido
　 （本来はラテン語で欲望の意） 精神分析の主要概念の一つ。　フロイトは、生の本能としての性的エネルギーと定義し、それが阻害されると様々な発達障害や神経症が生じるとする。　また、ユングは、すべての本能のエネルギーの本体とする。

by 広辞苑第六版より引用

　cf. 迷鳥はオスに多い？
　cf. 迷鳥なんかじゃぁない
　cf. ガンカモ類はグローバル
　cf. 種の保存のための渡り
　cf. 種の保存の原則
　cf. コブハクチョウの恋の駆け引き
　cf. 愛と恋の違い
　cf. 本当の恋ってなんだろう
　cf. メジロガモの恋
　cf. アメリカヒドリの恋
　cf. ナベヅルの恋
　cf. アカハシハジロの恋
　cf. 人恋しい？
　cf. 失恋の痛手
　cf. 風の神の娘アルキュオネ
　cf. 交流は地球規模
　cf. スズメは何処から来た

★ チフチャフの渡り
★ チフチャフの食べもの
★ チフチャフの名前の由来