2008年 2月 3日
　霧多布岬の崖下の海岸に黒いカモの群れが浮いていた。そのとき、近くには見覚えのあるウミアイサやスズガモなどの姿もあったのだが・・・この黒い者たちが何者なのかさっぱり分からなかったのだ。それがやっと "クロガモ" と同定できた次第である。もちろん初見であった。

　cf. クロガモがいた風景　～霧多布岬～

クロガモの同定の理由
　この程度のピンボケ写真で「クロガモ」と断定できるのか？・・・と思うかもしれないが、他のカモたちとは違った大きな特徴が見て取れるのである。その特徴はクロガモの他に於いてないものである。まぁ、手持ちの図鑑 *205 に限っての話だが・・・

クロガモのフィールドマーク
　・全身が黒い
　・上嘴基部がこぶ状にふくらんでいて黄色い

クロガモがいた風景

クロガモがいた風景　～霧多布岬～ cf. エピソード 霧多布～羅臼へ

ローソクのような岩 　ローソクのような岩にオオワシがいた！ 　・・・まぁ、いるいないの話であれば、この程度の証拠写真で問題ないだろう。 　cf. ローソク岩（自称）遠望 大きな岩礁 　ここにもオオワシがいたのだが遠すぎて撮れず・・・どうしてもフラストレーションが溜まったものだった。それでも初めて山本山のオオワシを見たときより随分接近で来たのだが・・・話で聞いたような『電線にとまってるよ』といったレベルのものではないのである。 　cf. オオワシがいた山本山遠望 　cf. 山本山のオオワシのこと 　cf. 山本山のおばあちゃんのこと

ウミアイサとスズガモ

クロガモのいた近くの湾岸には、 ウミアイサ や スズガモ（中央）も混群の様にしていたのだが、クロガモたちとは別行動であった。 cf. 混群とは言わない

★ 渡り　by Wikipdia より引用
　クロガモはユーラシア大陸北極圏、アラスカ州西北部で繁殖し、冬場にはアメリカ合衆国西部沿岸部、アリューシャン列島、中国東部沿岸部、北海道・東海、北陸地方に冬鳥として渡来する




★ 食べもの　by Wikipdia より引用
　クロガモの食性は動物食で、貝類、エビやカニといった甲殻類、昆虫、魚類の卵などを食べる。




★ 名前の由来　*31
　クロガモ類は平安時代中期から「くろとり」として知られていたが、江戸時代中期になってビロードキンクロと区別されて「クロガモ」と呼ばれるようになった。