見つかった？

蓮池に隠れるようにして獲物を狙っていました。 うっかり目を離すと探すのが大変、 色々な姿を見せてくれる楽しい鳥です。

（コメント & 写真提供：　高瀬）

姿は見なくとも
　これまでヨシゴイの姿は見なくとも、図鑑上では出逢ってから随分久しいのである。　高瀬さんのコメントにあるように 『楽しい鳥』 ということは昔から知っていたのだ。

　だいたいバードウォッチングに興味を持ち始めると、まず最初にサギ類が目に入るものだ。　それだけ身近にいるということだろう。

　ただ、当初はサギと言えばシラサギしかいないものと思っていたから、アオサギと初めて出逢ったときには、その大きさと、頭陀袋をぶら下げたような風貌に驚いたものだった。

　cf. 初見のアオサギ
　cf. 出逢いも何かのご縁

手が届きそうだから
　また、初見となれば図鑑を調べることになるのだが、最初に買ったものが 「野鳥ガイドブック」 *2 という小さなものであった。

　その本のサギ類といえば、アオサギ、アマサギ、ゴイサギ、コサギ、ササゴイ、ダイサギ、チュウサギ、そして、このヨシゴイが載っていた。

　その後、実際に次々と彼らに出逢っていくのだが、このヨシゴイだけが今現在まで残っていたということになる。

　それほどにフォーカスするのは容易ではない。　何しろ隠れ巧者としてその名が知られているほどだ。

　小さな 186種しか載っていない図鑑だったからこそ、残るはあと一種 ・・・ このヨシゴイを見ればサギ類は完了だという思いがあった。

　現在の図鑑のように、590種といったクラスのものでは、なかなかそうもいくまい。　何でもそうだが、手が届きそうだから面白いのである。

　子供の教育でも同じらしくて、容易過ぎては遊びだす。　難しすぎてはついてこないという。　そんなもんだ誰でも ・・・

　cf. 私はバーダーじっちゃん
　cf. とても手が出ない

★ 渡り　*212　*13-p57
　ヨシゴイはインド亜大陸、スマトラ、フィリピンなどに通年棲息し、繁殖のため中国南部、台湾、朝鮮半島、日本、サハリンなどへ渡る渡り鳥でもある。　冬場はボルネオ、ジャワ、ニューギニア、タイ、マレー半島、カンボジアなどに渡って避寒する。




★ 食べもの　by Wikipedia
　ヨシゴイの食性は動物食で、魚類、カエルなどの両生類、昆虫、甲殻類などを捕食する。




★ 名前の由来　*31
　ヨシゴイは江戸時代前期から "よしごい" の名で知られていた。　名前の由来は葦原（葭原）に棲むゴイサギの意で、まぁ、読んで字のとおりである。